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小説「ロクさん、ぶりっぶりっ」 大島昭彦 著 

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あらすじ    

父親の事業が失敗し、やむなく東京から仙台へ引っ越してきた小学4年生のアキオ。住むことになったのは、二軒長屋がひしめく馬場住宅。隣近所の声が筒抜けの安普請の家、バキュームカーのうんちだらけのホースがのたうつ路地。ガキ大将の雄二たちにいじめられ、意気消沈するアキオの前にあらわれたのは廃品回収のロクさん。何発でもおならを出せるロクさんや玉砕の地ニューギニアから奇跡的に生還したジッチ、在日朝鮮人の金ちゃん家族などとの触れ合いを織り込みながら、馬場住宅に暮らす少年たちの確執と友情を描く。



解  説 

物語の舞台は、いまは跡形もなく消え失せた追廻住宅がモデルです。少年たちの遊び場だった仙台城址のふもとやアタン山、その亜炭を採掘した炭鉱跡、狐を祀ったコンコンさん、それらは歳月の流れのなかで草木に深く覆われてしまいました。子どもたちがいっぱいいた1960年代後半、戦争の影がまだ残る昭和を時代背景としています。しかし、決してノスタルジーを味わうための物語ではありません。ページをめくれば、川内追廻をワンダーランドにした少年らの生き生きとした姿とそこに暮らした人々の息づかいが伝わってくるはずです。


仕  様   B6判 228頁 1C 並製 
発  行   2024年 4月21日

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