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句集「からっぽ」
¥2,200
詩人、大島憲治の初句集 自由律俳句を中心に450句掲載 弾丸よわれも忌みじき町田雑踏 曇天だぜ鏡を磨きな オルゴオル最後の一音巻き上げ 睾丸にヘラクレスぶら下がる悪夢 鬼になれという少女に甘い笑み 十七より檸檬握りて彷徨いぬ 両翼を断ち切り真昼の突堤 並製四六判 160頁 発行 2025年7月9日
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小説「ロクさん、ぶりっぶりっ」 大島昭彦 著
¥1,500
あらすじ 父親の事業が失敗し、やむなく東京から仙台へ引っ越してきた小学4年生のアキオ。住むことになったのは、二軒長屋がひしめく馬場住宅。隣近所の声が筒抜けの安普請の家、バキュームカーのうんちだらけのホースがのたうつ路地。ガキ大将の雄二たちにいじめられ、意気消沈するアキオの前にあらわれたのは廃品回収のロクさん。何発でもおならを出せるロクさんや玉砕の地ニューギニアから奇跡的に生還したジッチ、在日朝鮮人の金ちゃん家族などとの触れ合いを織り込みながら、馬場住宅に暮らす少年たちの確執と友情を描く。 解 説 物語の舞台は、いまは跡形もなく消え失せた追廻住宅がモデルです。少年たちの遊び場だった仙台城址のふもとやアタン山、その亜炭を採掘した炭鉱跡、狐を祀ったコンコンさん、それらは歳月の流れのなかで草木に深く覆われてしまいました。子どもたちがいっぱいいた1960年代後半、戦争の影がまだ残る昭和を時代背景としています。しかし、決してノスタルジーを味わうための物語ではありません。ページをめくれば、川内追廻をワンダーランドにした少年らの生き生きとした姿とそこに暮らした人々の息づかいが伝わってくるはずです。 仕 様 B6判 228頁 1C 並製 発 行 2024年 4月21日
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詩集「シャドーボクシング」 大島憲治 著
¥1,200
A4判変型 80ページ 装 丁 西山孝司 発行所 蝶夢舎 印 刷 シナノパブリッシングプレス 発行日 2018年10月31日
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詩集「荒野の夢」 大島憲治 著
¥1,870
〈水晶の音色 きみの/開ききった真円の/瞳孔 荒野の夜に/パロス生まれの/純白の裸身が/ゆっくりと首を回し/闇のなかに ダヴィデの/虹彩をきらめかせた〉〈肉体の外に/きみの強い生を感じたまま/ぼくの手足は/白昼の蜜を/たらたらと滴らせる/だれも知ることのない/だれにも見ることのできない/一瞬の甘美が/荒野を清める〉――アドリア海の光と空と風。夢のような、はかない少年期のレミニッセンス。トーマス・マンの中編を映像化したルキノ・ヴィスコンティ監督の《ヴェニスに死す》に触発され、生のよみがえりの時を謳い上げる。清新澄明なことばで綴る渾身の900行長篇詩。著者最新の第4詩集。 上製本 A5判 85ページ 著者 大島憲治 装 丁 西山孝司 発行所 蝶夢舎 印刷所 シナノパブリッシングプレス 発行日 2004年11月9日
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絵本「空からやってきた」 一月銀太 文 佐伯光美 絵
¥1,650
昭和40年、どの町のはずれにも小さな森があった。トンビが舞う空、キジバトが飛び立つ草むら、ゾッとするような神社の鳥居、防空壕がぽっかりと口をあけた崖・・・。空からの使者にみちびかれ、小さな森のその奥で少年が見たものとは何か? あの頃、だれにでも起こりえた不思議な出来事。少年たちはみな銀玉鉄砲を握りしめていた。そしていつも目の前には町でいちばんのなかまたちが待っていた。精緻な文体と岩絵具・水彩による透明感のある美しいパースペクティブ。詩人と若手日本画家のコラボレーションが生んだ異色の絵本。少年と少年の心を忘れない人へ贈るノスタルジックファンタジー。 発 行 2005年 仕 様 上製本 36頁 対 象 小学校高学年~ 成人 著 者 一月銀太 (いちがつ ぎんた) 1956年仙台市生まれ。 『読み聞かせ<おやゆび姫>』2017年 『読み聞かせ<グリム童話>』2015年 短編小説『ケサランパサランを追って』2015年 写真絵本『ジュンボのぼうけん』 ファンタジー版 / グラフィティ版 2014年 佐伯光美 (さえき てるみ) 埼玉県出身。東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業。現在は、依頼を受けて作品制作を行うかたわら、仏教美術などを研究。児童から高齢者までを対象とした絵画教室を主催